社員食堂の有効な活用方法

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コラム

みなさん、社員食堂は利用していますか?

意外にも、社員食堂がありながら利用している人が少ないのが現状のようです。

コロナ前のデータになりますが、外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」にアンケート調査によると、昼食で社食を利用できる人は全体の22.7%という結果に。そのうち半数に近い45.8%の人が、社食を使える環境にありながら「ほとんど社食を使わない」という回答でした。

このアンケート調査では、社員食堂を使いたい理由として「価格が安い」「時間短縮できる」「外出せずに済む」といった意見が多く挙げられていました。食堂に使いたいという理由として、あまりポジティブな印象は受けませんね。

他にも食堂に関するこんなお悩みが寄せられています

✅食事や休憩を自分の席で済ましてしまい、食堂が使われていない

ランチタイム以外の時間は消灯され利用されておらずもったいない

この記事では食堂の設置、リニューアルを考えている方向けに食堂のトレンド、課題解決のアイデアをご紹介しています。ぜひ最後までご覧下さい。

もう食事するだけの場所ではなくなった

特にコロナ禍以降、社内のコミュニケーション不足が課題としてあげられるようになり、デクシィで新たにご提案する食堂のプランは以下のように変化しています。

1.フレキシブルスペースと多機能性
食堂を単なる食事スペースにとどまらせず、多機能な空間として捉えるようになりました。食事だけでなく、ミーティングやコラボレーション、リラックス、創造的な活動が行えるフレキシブルなスペースが求められています。ランチタイム以外の活用も視野に入れ環境を整えます。

2.コミュニケーションと交流の促進
食堂は社内コミュニケーションやチームビルディングの場として重要視されており、交流を促進する要素を積極的に取り入れるようになりました。共有テーブル、対話をしやすい配置、異なる部署の交流を図る工夫が含まれます。

3.ウェルネスと健康促進
健康経営という言葉が出てきているように、近年では働く人の健康とウェルビーイングを考慮した要素が重視されています。栄養的な食事の提供、自然光の導入、緑化、リラックススペースの設置などがそれにあたります。

4.デジタルサイネージの活用
デジタルメニューボード、会社メッセージなど誰もが目につく場所にサイネージ設置し効果的に社内の情報共有が可能です。社員同士の会話のきっかけにもなります。

せっかく出社しているのに、食事や休憩など全てを自分の席で済ませてしまうは、非常に勿体無いですよね。交流を促すだけでなく、一人でも落ち着く空間を作ってあげるなど、わざわざ食堂に行きたくなるような仕掛けが必要になっています。

ランチタイム以外の活用アイデア

ランチタイム以外にも、食堂を活用する方法はいくつかあります。ここでは例として5つアイデアをご紹介します。

1.勉強や仕事の場として活用する
食堂は静かで広々としたスペースが多いため、勉強や仕事の場として利用することができます。ノートを取ったり、ノートパソコンで作業をしたりするのに適した環境です。

2.ミーティングやグループディスカッションの場として利用する
食堂を利用して、会議やグループディスカッションを行うことができます。特にランチタイム後は空いていることが多いため、比較的静かな環境で効果的なミーティングができます。

3.リラックスや休憩の場として活用する
食堂は食事以外でもリラックスや休憩の場として利用できます。友人との談笑や読書、音楽を聴きながらリフレッシュする時間を過ごすことができます。

4.社交の場として利用する
食堂は社交の場としても利用できます。同僚や友人とランチタイム外に集まって、親睦を深めたり、プロジェクトの進捗やアイデアの共有をしたりすることができます。

5.自習や読書の場として利用する
静かな環境で集中して自習や読書をするために食堂を利用することもできます。執務エリアと比べ食堂は通常、比較的静かな場所であり、集中して学習や読書に取り組めます。

ランチタイム以外も食堂スペースを効率的に活用するためには、単なる食事の場だけでなく、多目的なスペースとして有効活用できる仕組みづくりが重要なポイントですね。

デクシィコワーキングスペースでのランチタイムの取り組み

ここでは、浜松のオフィスデザイン会社デクシィが運営するコワーキングスペースでのランチタイムの取り組みをご紹介します。運営していて感じるのは、やはりお昼時は人が集まりやすく、会話も生まれやすいです。同じ窯の飯を食べている…とまではいかないですが、定期的な交流で仲が深まり、この時間がきっかけでお仕事のつながりができたら素敵ですよね。

こちらでご紹介する取り組みは、社員食堂での社内交流に置き換えられると思います。ぜひ参考にしてみてください。

●板屋店

外部に食堂の運営を委託する

▼板屋店の地下「SOU」で営業する「街食堂」さん ランチタイムの様子

街食堂(MACHI SHOKUDO)」とは「浜松で暮らし働く人を応援したい」という想いをコンセプトに週替わりで浜松の飲食店が入れ替わりで出店され、ランチを提供する新スタイルの食堂です。

健康的でおいしいランチメニューが毎週入れかわるのでお昼の時間が楽しみです。デクシィスタッフの楽しみの一つにもなっています!場所も板屋店と同じビルの地下1階なので、雨の日も濡れずに手軽に行けるのが嬉しいポイント。浜松駅近郊で働く方達が集まるので、職場の垣根を超えた交流が生まれることを期待しています。

●有玉店

社内で定期的にランチイベントを開催する

有玉店は思い切って大きなキッチンペースを設け、メンバーさん同士の交流に活用しています。
コロナ前は毎週月曜日に「月曜食堂」を開催していました。現在では、月に1回ランチ会を開催しています。

▼スタッフが運営する「月曜食堂」の様子

▼最近開催されたランチ会の様子
近所のお店でカレーをテイクアウトして、メンバーさんと一緒にランチしました。

デクシィのメンバーさん同士、顔を合わせる機会はあるけれど会話のとっかかりがなく、なかなか交流が生まれないという問題がありました。コロナ禍で「月曜食堂」がストップしてしまったこともあり、メンバーさんから「交流会を開催してほしい」という声をいただき、現在は月に1回、スタッフを含め食事を共にすることでメンバーさん同士の交流を促しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

多目的に利用できるスペースの設置や定期イベントの開催など、食堂に行きたくなる仕掛けを作ってあげるのが解決の糸口になりそうです。

今ある食堂をさらに有効活用したい方、新しく食堂の設置を考えている方はぜひデクシィにご相談ください。デクシィの強み、コワーキングスペースの運営ノウハウを生かしたご提案をさせていただきます。

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