完全フルリモートって実際どう?ワーママに聞いてみた。

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コラム

新型コロナウイルスが発生し、私たちの生活に影響が出始めてからもうすぐ2年が経とうとしています。オフィスシーンでは出社率の制限、様々な企業が手探りでリモートワーク導入に踏み出しました。

デクシィでも様々な取り組みを経て、現在、フルリモートで働いているスタッフが在籍しております。今回はそのスタッフからフルリモートという働き方についてレポートしてもらおうと思います。

デクシィでもリモート勤務を実践〜スタッフレポート〜

もともと浜松に住んでいたデクシィ社員の私は、主人の転勤で東京に引っ越ししたのをきっかけに、今年の4月から在宅をベースにフルリモート社員として働いています。1歳(保育園)と4歳(幼稚園)になったばかりの2人の息子をもつワーママです。

フルリモート勤務は、場所にとらわれない働き方、新しい価値観が根付きつつあるコロナ禍だからこそできた選択なのかなと思います。それを受け入れてくれたデクシィに感謝しています。


今回は半年間フルリモートで働いた経験から、ワーカー目線・ママ目線でフルリモート勤務の良いところ・課題感を、私からレポートできればと思います。

フルリモート勤務を選択してよかったこと

●会社デクシィとして

今、私はデクシィのWeb担当/オフィスデザインの設計として働いています。結論、どちらの業務もフルリモートで問題なく働けています。

  • デクシィHPの改修
  • 新規サービスLPの作成
  • ブログ執筆やSNS・メルマガでの情報発信
  • 営業ツールの作成
  • オフィスデザイン設計業務
  • オフィスデザインパース作成  など

本来は時間をかけたいところだけど、日々の業務で埋もれがちな業務をきっちりと進めていく役割を担っていると感じています。また、オフィスデザインを事業としているデクシィにとって新しい働き方の挑戦は、働き方に悩むお客様へご提案・アドバイスとして還元できていると実感しています。

●ワーカーとして

新たな仕事にチャレンジできる
引っ越しを機に始まったフルリモートワークは新たな仕事にチャレンジできるきっかけにもなりました。もともとオフィスデザインの設計としてデクシィに入社した私ですが、現在web担当者として試行錯誤しながら、イラストレータを使ってLPを作成。公開までに至りました。住む場所を選ばず働けることで選択肢の幅が広がったと感じる経験でした。

コロナ禍でベストな働き方
フルリモートで働き始めた今年の4月はインド株が現れ、第2波コロナウイルス感染が拡大し、ワクチンの接種もどうなるのかわからないといった状況の中で、不安を抱えながら生活を送っていました。ですので、人との接触を避け感染リスクを抑えるという点から、今自分ができる一番ベストな働き方だと納得して働くことができました。

●ママとして

ママとして嬉しいのは、やはり時間の有効活用。ただでさえ自分の時間がない中で、育児と家事をこなしていくので、柔軟に働ける環境は心にゆとりがうまれます

通勤時間の有効活用
通勤時間に使っていた時間を別のことに利用できるのは本当にありがたいです。
保育園・幼稚園へ送った後、始業の時間まで家事をしたりその日の昼食の準備、夕食の下ごしらえをしておくだけでも、夜の負担が全然違います。

隙間時間の有効活用
「名もなき家事」ご存知ですか?子どもがこぼした床に落ちている米粒を掃除したり、出しっぱなしの靴をしまったり、乾いたお皿を食器棚に戻したり…
挙げればキリがないですが家事と認めるには小さすぎる。でも絶対に必要なことをこの隙間時間に意識的にしています。些細なことでも、チリツモで恩恵を受けているのではないでしょうか。

昼休みは自分の時間
昼休みはなるべく自分の時間として使うように心がけています。今は主人の会社も出社率を抑えるためリモートで働いているので、2人でランチに行くなどして気分転換しています。

私が感じるフルリモート勤務の課題

良いことばかりあげましたが、私が半年間働いてみて感じたフルリモートの課題は以下の4つです。

  • 個人としての成長が見えにくい
  • 帰属意識の低下
  • 問題解決の方法
  • セキュリティ問題

①個人としての成長が見えにくい
タスク処理などわかりやすい仕事であれば、タスクの消費量で仕事の可視化は簡単です。しかし、考える仕事となると非常に見えづらいですし、オンラインでは特に可視化しづらいです。達成感みたいなところを感じにくいので個人の成長が見えにくい。個人の成長を体感する機会をどのように設けるか、今後の課題です。

②帰属意識の低下
Dexiは10人以下という規模感の会社です。常時接続で同僚の顔が見える環境で仕事ができるからか、私自身帰属意識が低下しているという意識はそれほどありません。ですが、会社の規模が大きくなればなるほど、社員の顔が見えづらくなり孤独感を感じてしまうのでは…。それにより会社に属している意識が低下し、会社で働く意味を見出せなくなってしまう恐れもあるのではないかと考えます。

③問題の解決方法
雑談の中でちょっと聞けば解決できることってありますよね。誰かの会話が無意識的に耳に入り「あの人はそう思っているのか」とか「こう進めたら良さそう」とか感じること、コロナ禍前はあったと思います。

そういったことが全く遮断されてしまうのは、業務に影響するのだと身をもって感じました。デクシィでは意識的に雑談、オンライン会議、常時接続に取り組んでいます。今も、より良い方法を模索中です。

セキュリティ問題
デクシィの会社の規模感や業種の特性により、簡単なクラウド化でフルリモートが実現できていますが、会社の規模が大きくなったりセキュリティの面からなかなかリモートワークに踏み出せない企業が実際あるのも事実。今後働き方改革を進めていく上で乗り越えなければいけない課題だと思います。

フルリモートしたからわかる。オフィスが存在する意味

結局、オフィスは必要なのか?コロナ禍を経て疑問に思うワーカーも多いと思います。

短期的なワーカー視点では、時間の効率化という観点からは在宅がベースのフルリモートが推奨されるのはわかりますし、私もその恩恵を受けています。ただ、自己の成長や会社の成長といった長期的な視点で見ると、はたして在宅をベースとしたフルリモートのみで働くのが良いのか?疑問に思っているワーカーも多いはずです。

私自身は、在宅をベースにフルリモートで働いてみてオフィスの意味をありありと感じています。それは人と人とのコニュニケーションから新しい発想が生まれる、刺激になる、生産性が上がる。同じ空気感を共有する。1年に数回ですがデクシィのメンバーとリアルに仕事してみて感じることです。この体験は必ず会社である必要はなく、リアルに人が集まる機会をデザインできれば解決することだと思っています。勉強会でも研修でも、コワーキングでもシェアオフィスでも。

今後もより良いオフィス空間を提供できるように、私自身の働き方も試行錯誤していきたいと思います。

デクシィでは働き方のご相談からお受けしています

コロナ禍を経て、オフィスで働くという価値を創出することが、今後のオフィスデザインに強く求められています。

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デクシィは自社の取り組みとシェアオフィス運営の経験から、あなたのオフィスに関するお悩みを解決するサポートをします。オフィス相談は無料。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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