先日、浜松のベンチャー企業であるパイフォトニクス株式会社様のオフィスデザインを行わせていただきました。
ご依頼の内容は、ご購入されたビルのオフィスデザイン、施工でした。
弊社が担当した部分は、
- オフィスデザイン(主にゾーニング)
- LGS工事
- オリジナル家具デザイン、製作
- キッチン工事
- トイレ工事
などです。
今回は、オフィスデザインの事例として、ご依頼から完成までの簡単な流れとデザインしたオフィスのご紹介をさせていただきます。
パイフォトニクス株式会社様 プロフィール
パイフォトニクス株式会社は、光産業創成大学院大学発のベンチャー企業です。
中心となる価値観は「融合」であり、企業理念は、人に優しい光技術を融合した製品の提供を通じて、ヒトと社会のネットワークを融合し、地球の未来を拓くことです。
主力製品は、「ホロライト HOLOLIGHT」。これまでにない高い指向特性を生かし必要な場所に必要な量の光を届け光害を低減する次世代の光技術です。現在、検査、演出、建築、道路、安全、観光、芸術、通信、教育、実験など様々な用途で使われています。
ご依頼から完成まで
まずご依頼の経緯ですが、弊社が手がけましたリンクウィズ様のオフィスを見て、オフィスのご相談をいただきました。
気に入ったオフィスビルがあり、どのような使い方をしようかと検討している段階でのご相談でした。
その後、ゾーニング提案をさせていただき、ビルをご契約され設計施工となりました。
コンセプトは、「企業の成長を加速させるオフィス」です。
会社にとって今後必要なものはなにかを考えられたオフィス
ここからは、実際に作ったオフィスを写真付きでご紹介していきます。
パイフォトニクス様の新ビルは3階建てで、1Fを事務所、2Fを工場として利用、3Fをインキュベート施設として計画しています。
将来的に3Fを貸し出すご希望がありましたので、それを念頭に置いた設計をさせていただきました。
ゾーニングの設計で大切にしたことが2点あります。
まず第一にインキュベート施設利用者エリア・共用部のスペースとパイフォトニクス様のスペースをしっかりと分けること。
第二に、インキュベート施設利用者やセミナールーム利用者などの外部の方とパイフォトニクスを繋ぐ場を1Fのメイン動線上に設置したことです。
社内はもちろん、社外との交流を生むキッチンスペースをメイン動線上に設置しました。
キッチン前にはハイテーブルも設置し、イベントだけなく、日常的な交流も促します。
1Fにはパイフォトニクス様製品、ホロライトなどの展示スペースを設置しました。
今回の移転で多くの人に製品を体験できる場所をつくることができました。
ゾーンを仕切るゆるやかな壁
パイフォトニクス様の商品である、ライトの光がコミュニケーションエリアにも感じられるようにというご要望がありました。
普通ガラスを使うなどが考えられますが、今回はロープによって壁を作る案をご提案しています。
コミュニケーションエリアからショールーム側を撮影。
ショールームからコミュニケーションエリアを撮影。
ロープに当たる光、ロープからもれる光などゾーンは仕切れていますが、空間としての一体感を感じることができる仕様となっています。
プロジェクトを終えて
パイフォトニクス様の新ビル(ホロライトビル)は、現時点ではスペースに余裕があります。
ですが、今後の経営計画を実現する上で必要な大きさでした。
5年先、10年先の企業をイメージし、どんな機能が必要になりオフィスに盛り込むかは企業の未来をイメージしていないとカタチにすることはできません。
パイフォトニクス様はこのイメージができており、今後着実に理想に近づいていくと思います。
このプロジェクトでは、クロス、床工事などの仕上げ工事はパイフォトニクス様独自で施工されました。
よりよいオフィスを自分達で作るという気持ちはとても強く、行動力もすごいものがありました。
良いオフィスをつくりたい、企業のチカラになるオフィスを作りたいというお客様の想いがあるプロジェクトに弊社が関わることができてとても嬉しく思います。
これからもDexiはそういう想いをサポートできる企業でありたいと強く思いました。
良いオフィスを作りたい!そんな想いをお持ちの方、是非お気軽にお問い合わせください。