今回、株式会社ソミックマネージメントホールディングス グローバルICTシステム部様のオフィスデザインをさせていただきました。
ご依頼の内容は、オフィスデザインおよび、施工でした。
弊社が担当した部分は、
- オフィスデザイン
- 造作工事
- オリジナル家具デザイン、製作
などです。
今回は、オフィスデザインの事例として、ご依頼から完成までの簡単な流れとデザインしたオフィスのご紹介をさせていただきます。
ソミックグループ様 プロフィール
1916年、織機向けの根角ボルトとナットを造る浜松の鍛冶屋として創業、この地に根付いて100年余り。
先人たちの夢や思いをつなぎ、ソミックグループとなった今ではグローバルに事業展開し、広くつながりを築いています。
自動車業界ではソミック石川のボールジョイント、ソミックアドバンスのロータリーダンパーともに世界トップクラスの技術を誇ります。
繊維業界ではアスキーの織機向けテンプルが国内唯一のメーカーになりました。
また自動車業界の大変革期である今、ソミックマネージメントホールディングスがグループ事業を統括し、新規事業開発にも積極的に取り組んでいます。
ご依頼から完成まで
オフィスリニューアルの計画のなかで、オフィスの象徴となる部分の提案をして欲しいとのご相談があり、造作家具部分の設計をさせていただきました。
初回のお打ち合わせではグリーンを使った空間、ワーカーの自然な繋がりを感じられる空間というご要望があり、その後デザイン提案をさせていただきました。
オフィスデザイン2週間、施工2週間程度のスケジュール感で実施させていただきました。
造作家具でオフィスの象徴を創る
働き方改革の一環としてのオフィスリニューアル。その象徴としてエントランス付近のイメージを大事にされていました。
エントランスに造作家具を配置し、既製品では創ることのできないオリジナルの空間となっています。
【エントランス正面写真】
中央にシンボルとなるグリーン、その左右にミーティングブースを設置しました。
【ミーティングブース側面写真】
造作ミーティングブース側面から見るとシンボルツリーが緩やかな仕切りとなっています。
【ミーティングブース＆造作棚】
今回正面の造作家具とミーティングコーナーの造作棚も一緒に設計施工させていただきました。
アイアン棚と木製ボックスで緩やかに仕切る
アイアン棚と木製ボックスの組み合わせでミーティングコーナーの仕切りを作りました。
ボックスは横開口、上開口の組み合わせで本やグリーンなど自由な配置ができるようになっています。
木製ボックスが視線を遮る、ちょうどいい高さになっています。
微調整ができるのも造作家具のいいところです。
メーカー品のローパーティションであると旧来型オフィスのイメージになってしまいますが、今回の造作棚は自由であたたかなイメージを利用者、来訪者に与えることができます。
プロジェクトを終えて
一般的な製造業のオフィスは、人が固定化されたオフィス、作業スペースとしてのオフィスというイメージがあります。
ですが、今回のソミックマネージメントホールディングス様のオフィスリニューアルは自由に移動できるオフィス、共創するためのオフィスというコンセプトがあったように思います。
先進的な企業はWEBなどはもちろん、オフィスからも変革を発信しているのだなと感じました。
その発信先は自社のワーカーだけでなく、社外へも伝わっていくことと思います。
新しい取り組みを次々と打ち出すソミックマネージメントホールディングス様のオフィスに弊社のデザインが活かされ、とても光栄です。
弊社は今回の事例のように会社や人にフォーカスした世界に一つだけのオフィス作りを得意としています。気軽にご相談くださいませ。
