DXって難しいものなのか
DXをChatGPTで調べると
「DX」とは、「デジタルトランスフォーメーション」(Digital Transformation)の略称です。
デジタルトランスフォーメーションは、組織やビジネスがデジタル技術を活用して、プロセス、サービス、製品などを変革し、競争力を高めることを指します。
これは、従来のビジネスモデルや業務手法を見直し、最新のテクノロジーを導入して、効率性を向上させ、新たな価値を生み出すことを意味します。
DXは、ビジネスや組織におけるデジタル化の取り組みを包括的に指す用語として広く使用されています。
Dexiのデジタル活用が何かの参考になれば。。。
私も上の文章を読むと、自社で取り組むのは難しいかなと思ってしまいます。
ですが、デクシィは色々なデジタルツールをうまく使ってありたい姿で業務を行っています。
デクシィでもできたのだから自分たちもやってみようとか、一気に全てを変えられないけど、この部分は参考にしてやってみようなど
デクシィの取り組みを参考にしてもらえる企業様がいてくれたら嬉しいです。
これからデクシィの取り組みをいくつかに分けてコラム記事にしていきます。
デクシィはありたい姿が大事と考えています
デクシィが出来たらいいなという働き方は『どこでも仕事ができる環境をつくる』です。
このありたい姿を実現するために、色々なことを試してきました。
逆を言うと、こういうなりたい姿がないのに業務効率だけでデジタル化を始めるって難しいのではないかなと思います。
デジタル化は手段であって目的ではないと思うので、ありたい姿を実現するために何を使うかを考えるのが近道なのかなと思います。
一番最初はファイルを外出先でも活用したい
最初は2013年あたりだったと思います。コワーキングスペースを始めるあたりです。
当時は社内にサーバーがあり、有線で接続してました。
外出先でも快適に仕事をしたいと思い、そこから個人的なデジタル活用が始まりました。
オンラインファイル共有サービスの利用
◉Dropbox
2013年あたりに地域団体に所属していたとき、Dropboxというクラウドストレージサービスを知ります。
Dropboxとは
Dropbox(ドロップボックス)は、クラウドストレージサービスとして知られる企業です。Dropboxを使用すると、ユーザーはオンライン上のサーバーにファイルやデータをアップロードし、それらのファイルにインターネット経由でアクセスしたり共有したりすることができます。主な機能や特徴は以下の通りです
ファイル同期: Dropboxを利用すると、複数のデバイス間でファイルやデータを同期することができます。例えば、パソコンで作業したファイルをスマートフォンやタブレットでもアクセス可能です。
ファイル共有: ファイルやフォルダを他のユーザーと簡単に共有できます。共有リンクを生成して他のユーザーと共有したり、特定のユーザーに直接ファイルを送信したりできます。
バックアップ: データをDropboxに保存することで、重要なファイルやデータをバックアップすることができます。これにより、デバイスが故障した場合でもデータを安全に保護できます。
コラボレーション: 複数のユーザーが同じファイルやフォルダにアクセスし、共同で作業することができます。これにより、チームプロジェクトや文書の共同編集が容易になります。
Dropboxは個人利用やビジネス利用の両方に対応しており、無料プランや有料プランが提供されています。ファイルのセキュリティやプライバシーについても重視されており、データの暗号化やアクセス制御などの機能が提供されています。
最初、使った時の衝撃はすごかったのを覚えています。
こんなに便利でしかも無料!!!
これは会社で使わなければと思い、会社のPCにそれぞれインストールしていきました。
現在のDropboxの無料プラン内容はこちら
しばらく使っていると容量に問題が出てきました。
無料の中では限界が来てしまったので、有料にしていこうか悩みました。
ただ、1アカウントが高い印象があり、会社で広げていくにはコストかかるなぁとなかなか決断ができないでいました。ただ会社で何かファイル共有のシステムは入れない選択肢はないとも考えていました。
◉VPN接続
次に試したのはVPN接続です。確か2018年くらいだったように思います。
VPN接続とは
VPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)接続とは、公共のインターネットを介して、安全にプライベートネットワークにアクセスするための技術です。VPN接続は、通信を暗号化してデータを保護し、送信元と宛先の間に安全なトンネルを確立します。
VPN接続の主な用途としては以下のものが挙げられます
セキュリティ向上: インターネットを介した通信は、通常、盗聴やデータの改ざんのリスクがありますが、VPNを使用することで、通信が暗号化されるため、データのセキュリティが向上します。
プライバシー保護: VPNを使用すると、インターネット接続元のIPアドレスを隠すことができます。これにより、インターネットサービスプロバイダや第三者からのトラッキングや個人情報の収集を防ぐことができます。
地理的制限の回避: VPNを使用すると、特定の地理的制限がかかっているウェブサイトやサービスにアクセスすることができます。例えば、ある国で特定のサイトがブロックされている場合でも、VPNを介して他の国のサーバーに接続することで、その制限を回避できます。
リモートアクセス: VPNは、リモートワーカーや出張者が企業のネットワークに安全にアクセスするための手段としても使用されます。これにより、従業員は外部からの安全な接続を確立し、企業のリソースにアクセスできます。
一般的なVPN接続の種類には、リモートアクセスVPN(従業員が外部から企業ネットワークにアクセスするためのもの)とサイト間VPN(異なる地理的な場所にある複数のネットワークを接続するためのもの)があります。VPNの設定や使用方法は、利用するVPNサービスやネットワークの要件によって異なります。
セキュリティ面は向上したという実感はなかなか感じられず、使い勝手もかなり落ちた印象でした。
昔の固定のサーバーがオンライン上にあるというだけで、共有の仕方などDropboxに慣れてしまった後では耐えられない使いにくさでした。
Dropboxとも併用だったので、ほとんど使わず費用だけかけてしまいました。
現時点でVPN接続の使い勝手が上がっているかもしれませんけど。
◉Microsoft? Google?
VPN接続を試してみたが、やっぱりクラウドに戻そうと思った時、Microsoft365とGoogle Workspaceどちらがいいか悩みました。
どちらもクラウドストレージサービスの他にも色々なサービスが付いていてお得だ!と思ったためです。
Microsoft365とは
Microsoft 365(マイクロソフト365)は、Microsoftが提供する統合されたクラウドサービスおよびサブスクリプションサービスのパッケージです。Microsoft 365には、さまざまなアプリケーションやサービスが含まれており、個人や企業が生産性を向上させ、コラボレーションを促進し、セキュリティを強化するためのツールを提供しています。
主なコンポーネントとしては以下のようなものがあります:
Office アプリケーション: Microsoft 365には、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteなどのOfficeアプリケーションが含まれています。これらのアプリケーションは、文書作成、スプレッドシートの作成、プレゼンテーションの作成、電子メールの管理などに使用されます。
クラウドサービス: Microsoft 365には、OneDrive(クラウドストレージサービス)、SharePoint(コンテンツ管理およびコラボレーションプラットフォーム)、Teams(コミュニケーションおよびコラボレーションツール)、Planner(タスク管理ツール)などのクラウドサービスが含まれています。
セキュリティおよびコンプライアンス機能: Microsoft 365は、高度なセキュリティ機能やコンプライアンス機能を提供しています。これには、データの暗号化、リモートワイプ、多要素認証、情報保護ポリシーなどが含まれます。
エンタープライズツール: Microsoft 365には、企業向けのツールやサービスも含まれています。これには、Exchange Online(メールおよびカレンダーサービス)、Azure Active Directory(アイデンティティおよびアクセス管理)、Microsoft Intune(モバイルデバイス管理)などが含まれます。
Google Workspaceとは
Google Workspace(グーグル ワークスペース)は、Googleが提供するクラウドベースのビジネス向けプロダクティビティスイートです。以前は「G Suite」として知られていました。Google Workspaceには、電子メール、ドキュメント、カレンダー、チャット、ビデオ会議、ファイル共有など、さまざまなツールが含まれています。主なコンポーネントとしては以下のようなものがあります:
Gmail: Googleのメールサービスであり、カスタムドメインを使用してビジネス用のメールアドレスを作成することができます。Gmailは高度な検索機能やカテゴリー分けなどの機能を提供しています。
Google ドライブ: クラウドストレージサービスであり、ファイルやドキュメントを保存、共有、編集することができます。Google ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなどのオンラインの生産性ツールも含まれています。
Google カレンダー: 予定を管理し、イベントをスケジュールするためのカレンダーアプリケーションです。会議の予定調整や共有カレンダーの作成などが可能です。
Google Meet: ビデオ会議プラットフォームであり、リモートワークやリモート会議のためのツールとして利用されます。高品質のビデオ通話やスクリーン共有などの機能が提供されています。
Google Chat: チャットツールであり、チームメンバーとのコミュニケーションやファイル共有が可能です。リアルタイムでのコラボレーションを支援します。
Google Workspaceは、従業員間のコラボレーションを強化し、生産性を向上させるためのツールを提供しています。企業や組織がビジネスプロセスを効率化し、リモートワーク環境での働き方をサポートするのに役立ちます。また、ビジネス向けのセキュリティ機能や管理機能も提供されています。
悩んだ結果、デクシィはGoogle Workspace選び、現在も使っています。
このMicrosoftかGoogleかはまた別記事でお伝えしようと思います。
振り返ると遠回りしていたなと思います
今までの経緯を振り返ってみましたが、遠回りしてきたなという印象です。
大企業であれば色々な提案がITサービスの会社から提案があると思うのですが、
中小、弊社のような小規模事業に提案があるわけでもなく自分でどんなものがあるかを調べ、実際に使ってみてを繰り返し良いサービスに行き着くしかないように思います。
ですが、それはとても時間も労力もかかりもったいないことではと私たちデクシィは考えます。
働くことをより良くしたいと考えている企業の役に立つことであれば私たちの経験したことをコラムにしたり、お話を聞き、できる限りのアドバイスをすることが私たちの役割ではないかと考えています。
ITの分野は私たちは未熟な部分の多い領域ですが、私たちの働き方が参考になるという方にはお役に立てると思います。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。新しい働き方を共に目指していきましょう。