地方のスタートアップだからこそできるオフィスとは

株式会社スプライザ様

Industry:

ソフトウェア開発

Type:

移転

アマチュアスポーツマンの『もっと上手くなりたい』を叶えるサービスを展開する株式会社スプライザ様。

社員数の増加に伴い、2022年1月に3階建てのオフィスに移転するサポートをDexiは、物件探しからオフィスデザイン、リフォームに至るまで一貫して行なってきました。

この記事では、主にDexiのオフィス選びについて感じたことやスタートアップのオフィスに対する考え方などを、株式会社スプライザの代表取締役である土井さんに語っていただきました。

社員数増によりオフィスの移転を検討開始

Dexi:オフィスデザインを依頼することになった経緯を教えてください。

土井さん:移転前のオフィスは、会議室がないことが一番の課題で、フロアの隅でミーティングをしていました。最初はそれでもよかったのですが、オンラインミーティングが増えてくると、話に集中できなくなります。そこで、とにかく個室のミーティングスペースが必要だよねとなりました。

加えて、採用の問題も顕著になってきました。ここ3ヶ月で15人ほど採用しているのですが、必然的に面接の回数が増えます。また、社員との定期面談もあり、さすがにオープンな所ではできません。

それもあって、浜松のコワーキングスペース「The Garage(Dexiがデザイン施工したコワーキングスペース)」を借りて使うようになりました。そしたら、社員が気に入って、 「ここだったら毎日来たい」という声が出てきたんです。

弊社は、半分以上の社員がリモートワークで浜松にはいません。もし社員が、自発的にオフィスに来たいと思ってくれるなら、オフィスに力を入れる価値はあるなと。ただ、オフィスデザインって何をしたらいいのだろうと思い、Dexiさんに相談させていただきました。

ネット未掲載の物件に即決

Dexi:半年ほど、不動産を探されていたと聞いたのですが、それはどう探してたのですか?

土井さん:ネットで浜松の物件を調べ尽くしました。半年とは言わず、2年は探していましたね。不動産仲介の会社ともやりとりをして、内覧をすることもありました。

Dexi:どういう条件で探してたんですか。

土井さん:条件はだいたい300から400平米で、駐車場付き。あと、リモートの人が出社しやすいように、駅に近いほうがいいかなと。でも、いい物件があっても、こちらのタイミングが合わなかったり、家賃が高かったり、見学してもピンとこなかったり。実はかなり難航していて、およそ2年間いい物件に巡り会えませんでした。

そんな時に、Dexiさんに提案していただいた物件がすごく魅力的だったんです。ネットの物件は全て目を通した自信があったのですが、ここは初見でした。広さ、家賃、駐車場、駅からの近さ、全ての条件が完璧でした。ネットにまだ公開されていない物件を紹介していただいたのがよかったと思います。もっと早く相談しておけばよかったです(笑)。

物件が決まってから施工までの流れ

Dexi:物件が決まってからデザインや施工までの流れはどうでしたか?

土井さん:オフィスデザインについては全く考えてなくて、とりあえず机を置くだけでいいかなと思っていましたが、Dexiさんの提案を受けて、具体的にこうしたいというのが出てきました。

僕は、合理的に考えるタイプなので、無駄なスペースをできるだけなくしたいと考えてしまいがちです。

かっこいいオフィスよりも、機能性100%のオフィスを求めてしまう。たとえば、レイアウトを決める時点で受付が広すぎると思っていたのですが、押し切られる感じでやってみて。結果、気に入ってます(笑)。

改めて考えると、機能性100%のオフィスが、従業員たちが来たくなるオフィスになるわけではないですよね。デザイン性や遊び心があったほうが、いいのかなと思っています。

Dexi:実際に移転して印象に残っていることは?

土井さん:受付やカウンターのところが印象的です。提案をいただいて、それを押し返すということを何度も繰り返しました。今までのオフィスは、考えて作り込むことをしてきませんでした。だから、退去するときも愛着が全くなく、社員も名残惜しさはなさそうでした。

今回は、Dexiの方々と一緒に自分たちでしっかり考えているので、愛着がわいているのを実感しています。実際、毎日オフィスに来るのが楽しみで、早く目が覚めるようになりました(笑)。

弊社のエンジニアも、移転してから出社するようになっているので、気に入ってくれているのかなと思いますね。

地方のスタートアップならではのオフィスに対する考え方

Dexi:リモートワーカーが多いスプライザさんですが、コロナ禍で変化を感じていますか?

土井さん:コロナ以前から、元々リモートワークは行っていましたが、それがさらに加速して採用もしやすくなりました。コロナ以前は、リモートワークを前提に転職するという発想がなかったと思うんです。こちらがリモートワークの求人を出しても、応募が少ない。そこが当たり前になったのが、アフターコロナの新しい働き方ですよね。僕らの採用も進めやすい。

僕たちのような、地方のスタートアップの採用におけるデメリットが、この場所にありました。知らない土地に転職するのはハードルが高いものです。

「浜松?田舎じゃない?引っ越したくない」と思うのが普通だと思います。

でも、リモートワークなら、そういう不利なところがほとんどありません。事業や仕事の楽しさ、やりがいが尖っていれば、別に場所関係なく、採用に場所は関係ないと言える時代になったと実感しました。

だからこそ、オフィスのあり方が問われているのだと思います。リモートワークでたまにしか会社に来ないのなら、なおさら来たいと思ってもらえる場所にしなければなりません。

でも大掛かりなオフィスを作ると、コストがかかります。東京でここと同じオフィスを作ろうとすると、平気で金額が一桁変わります。

車を10台止められて、3階建で屋上まである。こんなオフィス、地方でしか実現できませんよ。特に浜松は新幹線の駅もあって、東京や大阪からも来やすい場所です。地方都市の中でも比較的、アクセスがいい場所だと思います。

オフィスデザインを終えて

今回、Dexiは物件探しからデザイン、施工に至るまで一貫してサポートさせていただきました。

Dexiに問い合わせをいただいたのが、2021年9月。最初の面談をした27日の翌日には、物件の提案を行い、内覧をした30日に即日申し込みをいただきました。

そこからリフォーム案や見積書の提出を行いながら、11月下旬には工事を開始。2022年1月28日は引っ越しできる状態までスピード感を持って進められました。

弊社が物件探しからリフォームを一貫しておこなう理由はここにあります。

「物件を決める段階から、リフォームのアドバイスもしてくれました。事前にリフォームの構想を練っておくことで、物件を決めた後のミスマッチが起きにくい」と土井さんからご意見いただいたように、一貫した対応がDexiの強みです。

オフィスの移転のご相談は無料で行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。