テガラ株式会社の新オフィスが完成してから約3年。
研究開発支援という専門性の高い領域で成長を続ける同社は、いまや50名体制へと拡大しています。
今回は、オフィスデザインを手掛けたDexiが、佐藤麗佳社長に、オフィス投資がもたらした「採用」と「組織」への変化について話を伺いました。オフィスが、採用にどう機能したのかを深掘りします。
33名から56名へ。オフィスが支えた採用の裏側
Dexi:佐藤さん、今日はお時間をいただきありがとうございます。実はこちらにお邪魔するたびに、どんどん椅子が増えているな、活気があるなと驚いていたんです。
佐藤:そうなんですよ、当初と比べると席数もかなり増えた状態で。完成した当初は30名ほどだったのが、現在はパートさんも含めて50名ほどになりました。
Dexi:35名から50名!この数年、どの企業も採用には相当苦労されていますが、その規模で増員できているのは本当にすごいですね。オフィスを新築して3年、採用に効果があると感じた瞬間はありますか?
佐藤:一概には言えませんが、オフィス効果はあったと感じています。以前の事務所に比べて応募数が明らかに増えました。特に面白いのが、近所の方が「新しくて綺麗な建物ができたから」という理由で興味を持って応募してくださるケースが増えたことです。以前の事務所では考えられなかったことですね(笑)。
オフィスの写真1枚が応募者の心を動かす入り口になる
Dexi:Webなどの求人媒体での反応も変わりましたか?
佐藤:変わりましたね。マイナビなどの媒体に載せる写真が、このオフィスのおかげで非常に魅力的なものになりました。Dexiさんに提供してもらったオフィスの写真も、活用させてもらっています。毎年3名前後の新卒を採用していますが、応募数は以前の2倍ほどになっています。
Dexi:応募の段階で、良いイメージが作れているというのは大きいですね。
佐藤:そうなんです。面接に来た段階で「いい雰囲気ですね」と言ってもらえることも多いですが、 応募前に感じてもらえることが、今の採用環境では大きな強みになっていると思います。
Dexi:単にきれいなだけでなく、テガラさんらしい「柔らかさ」や「透明感」が写真を通しても伝わっているのでしょうね。

雑談が生まれる「マグネットスペース」の効能
Dexi:オフィス内の雰囲気も、移転前のセパレートされた部屋が多かった頃とは別物です。
佐藤:そうですね。以前は部屋が細かく分かれていて、部署間の壁も物理的に存在していましたが、今はワンフロアで組織としてのまとまりが格段に強くなったと感じています。窓も多くて明るいですし、何より「気軽な話しやすさ」が生まれました。
Dexi:オフィス内でのコミュニケーションについても変化はありましたか。
佐藤さん:明らかに会話が増えました。以前は席が狭く、どこかピリピリして話しづらい雰囲気もありましたが、今は「マグネットスペース」として提案していただいたキッチンスペースやハイテーブルの周りに自然と人が集まっています。
Dexi:業務に直結しない、たわいもない会話から新しいアイデアが生まれることもありますよね。
佐藤さん:そうなんです。弊社はパソコンのオーダーメイドや海外製品の輸入など、専門的な業務が多いからこそ、部署間の壁を取り払うことが大切でした。お昼休みにあえて2階のフリースペースに集まって食事をするようなルールもあり、今では部署を問わず風通しの良い関係性が築けています。

「螺旋状の進化」をアートとクレドで共有する
Dexi:従業員の皆さんから、直接的な声はありますか?
佐藤:直接言われることは多くないですが、机が大きくなって働きやすくなったとは感じているようです。また、エントランスのアートについても、新しい人が入るたびに小さな星を描き足していく仕掛けをしていて、徐々に増えていますよ。

Dexi:価値観の共有という面で、非常に大切なですね。
佐藤:はい。経営においては価値観の共有を一番重視しています。 クレドをカードにして社員に携帯してもらい、毎朝の朝礼で一人が好きな項目を読んで共有する時間を設けています。
Dexi:採用でもその価値観を重視されているのですか?
佐藤:一番重視していますね。 スキルも大事ですが、テガラの価値観にマッチするかどうかが、長く一緒にやっていく上では欠かせません。
Dexi: 社員の皆さんが集まる場所という意味では、オフィスで価値観を表すことも大事です。テガラさんのオフィスは、アートも含めて価値観が表現されていますよね。
オフィスはコストではなく、未来への投資
Dexi:今回、Dexiと一緒にオフィス作りを進めてみて、改めて良かったと思う点はどこでしょうか?
佐藤さん:単なる「家具の配置」ではなく、私たちの「働き方」や「価値観」に深く踏み込んで提案してくれたことです。例えば共有スペースについては、家具だけでなく天井の造作や内装の仕上げにいたるまで、空間全体の質をより高めるためのアイデアをトータルに提案してくれました 。建築の工程においても、プロの視点から空間演出のディテールを細やかにアドバイスしていただいたおかげで、今の開放感ある空間ができたと感じています 。
Dexi:ありがとうございます。私たちとしても、テガラさんがこのオフィスを採用や組織文化の向上につなげてくださっていることが何より嬉しいです。
佐藤さん:正直、オフィス投資は決して小さな金額ではありません。でもいいオフィスを通して、良い人を呼び、社員が楽しそうに働き、会社の価値観が自然と伝わる。そうした目に見えない価値を考えると、未来への投資でした。
オフィス投資は「未来の会社」を作るための決断
Dexi:改めて、オフィスという大きな投資を振り返ってみていかがでしょうか。
佐藤:短期で回収できるものではないので評価は難しいですが、もしこの投資がなかったら、今の成長した状態や会社の姿はなかったな、と思います。
Dexi:人数を確保できたことも含めて、ですね。
佐藤:はい。 ここまで人を採用することは難しかったでしょうし、以前のオフィスは「作業をするだけの場所」という感じでしたが、今はみんながこの空間に愛着を持って、アウトプットを出そうとしてくれています。
Dexi:お手伝いした私たちも非常に嬉しいです。ありがとうございました!
今回の対談を通して、オフィス環境が採用力と組織の熱量に直結することを再確認できました。
採用や組織文化の変革を「空間」から始めてみたい方は、ぜひ一度Dexiへご相談ください。具体的なゾーニング計画や、採用に効くオフィスデザインの事例をさらに詳しくご紹介させていただきます。