ヤマハ株式会社様のオフィスデザインを行わせていただきました。現状オフィスの一部をリニューアルし、コミュニケーションスペースを新設しました。弊社は、具体的に次のようなことを担当させていただきました。
・オフィスデザイン
・内装工事(LGS工事、クロス工事、塗装工事、床工事)
・オフィス家具
・オリジナル家具デザイン、製作
今回は、オフィスデザインの事例として、ご依頼から完成までの簡単な流れとデザインしたオフィスのご紹介をさせていただきます。
ご依頼から完成まで
ヤマハ様は弊社の創業当初からのお客様であり、長年大変お世話になっております。
ご依頼の経緯ですが、「コミュニケーションスペースを作りたい」ということで、問い合わせをいただきました。
まずヒアリングさせていただき、デザインの提案をさせていただきました。
ヤマハ様で新しく建設した21号館の雰囲気を豊岡工場へも持ち込みたいという想いがあり、イメージを共有しやすかったです。
自然と人と情報が集まる場所をオフィスに
ここからは、実際に作ったオフィスを写真付きでご紹介していきます。
上写真の手前がミーティングやプレゼンテーションのスペース、奥がファミレスのようなブース席が2ブースです。
導線の近くにハイテーブルも設置し、自然な交流が生まれるように設計しました。
実際運用のなかでも人が集まるスペースとなっているようです。
壁面をスクリーン投影用の壁紙を使用していて、プレゼンテーションなどで利用できます。
計画段階からプロジェクタの壁面前は広場のような感じにしたいというご要望があり、椅子以外の家具は少なめで配置しています。
今までと少し変わった雰囲気のミーティングスペースのご要望があり、今回はファミレスのようなブース席を設置させていただきました。
手前には透け感のあるアイアンフレーム什器を配置し、ミーティングに集中できる環境を提供しています。
ミーティングブース前の棚、ハイテーブルは今回造作家具にて製作しています。
突板を使用しているので、木のぬくもりがあり、とてもいい感じです。
リニューアル工事のながれ
工事のながれを一部ですがご紹介します。
工事前は一般的なオフィススペースでした。
では工事風景をご紹介します。
LGS工事です。
今回は既存パーティションを隠すようなLGS工事のため片面のみ施工です。
クロス工事風景。
プロジェクター用クロス、グレー色、コンクリート柄の3パータンを貼り分けしました。
メインのグレークロスとアクセントになるコンクリート柄クロス。
塗装工事風景。
床工事、今回は東リゆいぞめシリーズのなかの若草を使い、柔らかな印象にしました。
以上の工事を終え、家具を入れ完成です。
プロジェクトを終えて
最近、コミュニケーションスペースを作りたいというご依頼があります。
残念ながら作っても活用されない場合があります。
ですが、今回のコミュニケーションスペースはきっとみなさんに使っていただける場所になるはずです。
それは、ワーカーが必要な場所を適度に配置していることと、他のスペースとちょっと違うをカタチにできていることが大きいと思います。
ワーカーの必要な場所というのは今プロジェクトで言うと、ミーティングスペースであるということ、ちょっと違うは内装材の選定や電球色の照明、ハイテーブルや上下昇降テーブルを使用することによる目線の変化です。
どこまで変わったことが受け入れられるか、いろいろな場所で働く環境が整っているかを事前にわかった上でコミュニケーションスペースを考えると上手く設計できると思います。
今回はプロジェクトチームの方々がそれらを考えた上でご依頼いただき、とてもスムーズにご提案させていただきました。
とても楽しそうにスペースを検討していただけてこちらとしても、とても楽しいプロジェクトとなりました。
どうもありがとうございました!!