理想のオフィスを創る!
オフィスをつくる際によく聞く言葉です。
しかし、多くのオフィスデザインのご依頼を受け感じていることがあります。
それは、理想のオフィスはそれぞれの立場で考えると違うのではないか?ということです。
例えば、経営者、ワーカー、起業家、それぞれ立場が違うと思い描くオフィスは異なります。
それぞれの課題を認識し、どんな解決策があるのか考えていくことが理想のオフィスへの近道です
また、それぞれの立場の理想を知ることで、よりよいオフィスを創っていけるのではないでしょうか。
目次
経営者にとってオフィスとは
経営者とって、オフィスはどういうものでしょうか?
オフィスは、コストですか?投資ですか?
近年、オフィスの意味は変わってきています。以前は効率的に仕事をするために集まる場でしたが、今はITの進歩によって、集まる必要性が薄まっています。
そして、どの業界でも進歩が早く、同じものを改善していくだけでは将来生き残っていけるかわかりません。
そのためオフィスは作業をする場所ではなく、新しいモノ・サービスを生む場所へと変えていかなければいけないのです。
今後生き残っていくためにも、経営者の考え方も「オフィス=コスト」から「投資」へ変えていく必要があります。
新しいモノ・サービスを生むために
では、具体的に何をしたら新しい価値を生み出すオフィスを作れるのでしょうか?
ここでは、具体的な解決策をご紹介します。
社員間のコミュニケーションを活発にする
新しいモノ・サービスを生むためには、さまざまな意見、アイデアが必要です。
そしてさまざまな意見やアイデアが組み合わされ、ぶつかり合うことで新たなアイデアが生まれます。
最近、カフェスペースを社内に作ったり、コワーキングスペースを併設したりするオフィスができているのも、その効果を狙ってのことです。
ワーカーは個々の仕事を進めることを重視しますが、自然と交流が生まれるスペースを作ることで、ワーカーの視野を広げることができます。
社員が働きやすい環境にする
いいアイデアを生む、仲間と議論する、アイデアをまとめる、などオフィスには様々なシーンがあります。
そして、それぞれのシーンに最適な家具があります。例えば、次のような方法です。
- リラックスできる雰囲気をつくるには、カフェのような家具を用いる
- 業務を集中して仕上げるには、周りが気にならないブース席を作る
- アイデアをまとめるために、議論しやすい環境をつくるな
そして、それぞれのスペースをどの位置にどのくらい配置するべきかを考える必要があります。
自分の席だけで全ての業務を行うというスタイルから、ワーカーが業務に合わせて場所を選べる、そんなオフィスが会社の活力になります。
会社の想いが表わされている
強い組織はどんな組織なのでしょうか。
やはり経営の想いが、ワーカーにも伝わっている企業は強いです。
企業理念があり、それがオフィスにまで反映されているとワーカーにも自然と伝わっていきます。
また、家具や内装のみで表現するより、建物からデザインされているとその効果はとても大きくなります。
企業理念を体現できるオフィスを作ってみませんか?
経営者がオフィスをつくる時の注意点
ワーカーと経営者、双方が理想とするオフィスは少し違います。
いいオフィスをつくりたいという想いはきっと同じですので、下記のことを注意してオフィスを設計してみてはいかがでしょうか。
ワーカーの声をしっかりと聞く
経営者の満足度の方が、ワーカーの満足度より高いというオフィス調査があります。
せっかく投資したオフィスが、ワーカーの満足度を満たしていないのはとても残念なことです。
ではどうすれば、ワーカーにとって満足度の高いオフィスになるのでしょうか。
そのためには、今のオフィスの不満点をしっかりとヒアリングすることです。
ヒアリングをすれば、どこに投資することがよりよいオフィスにするかがハッキリとします。
コミュニケーションの場づくりだけでは不十分
「カフェコーナーを作ったけど、ワーカーがあまり使わない」
よくそういう話を聞くことがあります。場づくりだけでは、思った効果は得られません。
コミュニケーションは、ある程度の滞在時間を作る必要があります。
コミュニケーションスペースに行く理由付けや、滞在時間をつくる仕組みなど設計しなければいけません。
なにより一番大事なのは、そこに自然といける雰囲気づくり(自席を離れてもいい)が大事です。
オフィスづくりを任せる場合は、慎重に
経営者以外にオフィスづくりを任せる場合、オフィスに対する想いは共有できていますか?
担当者に大変な思いをさせないために、オフィスに必要なものだけでなく、今後どういう企業にしていきたいかをしっかりと伝えましょう。
オフィスが、経営にプラスになるには経営者の想いをオフィスへ反映させることが大事です。
事業計画にのっとったオフィスデザインを
中期事業計画があれば、今後どういう事業を行い、どのくらいの規模で活動をしていくかを計算できているかと思います。
オフィス移転や、大規模なオフィスリニューアルの頻度は多くはないです。
その際は、事業のスケジュールをみこしたオフィスデザインをしておくことで、将来かかるであろうオフィス投資をおさえられます。
オフィスについて話を聞きたい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。